5/10に伊豆の珍スポットテーマパーク「まぼろし博覧会」に行ってきました。自分のネットアングラ歴を顧みるにクーロン黒沢、Mr.pbx、そして村崎百郎、この3人の存在は存外に大きく、中でも2010年に自宅でファンに刺され亡くなった村崎百郎の記念館が併設されているとあってはこれは見に行かない訳にはいかないのです。
http://maboroshi.pandora.nu/
まぼろし博覧会は伊東駅からバスで40分ほど揺られ、「梅の木平」で下車(運賃は増税でちょい値上げして590円)で会場前まで行けます。
バス停から見た会場全景。小高い丘の上に設営されている。元植物園だったそうだ。
看板。
坂を登ったところに受付があるんだけど、入る前から色んなマネキンがお出迎え。何の意味があるのかさっぱり分からないけどこういうのは適当な後付けなんだろう。腕が落ちてて不気味だけど一々突っ込まない。
受付の裏の物販スペースを通って1つめのブロックへ。しかし、物販は冗談のような品ばかりで本当に売る気あるのだろうか。
コ悪マ!俺のバイブル!
まぼろし博覧会の会場は3ブロックに分かれている。まず最初は「密林にたたずむ大仏と世界古代文明」。植物園の名残を今も残す透明な立方体の建造物の中に様々な像が置かれている。
入り口で出迎えてくれるワンレンのイケイケ像。5月ということで鯉のぼりを掲げてくれるお茶目なサービスっぷり。
そして無視しようがないほど大きいラスボスの大仏と早くもご対面。とにかくでかい。どうやって搬入したのだろうか。Xライダーのキングダーク並み。
横から。GANTZだったら謎の銃でギョーーーンと撃ちたいところ。
このブロックは大きさの割には正直あっと言う間に回り終わった。
2番目のブロックは「夢か、うつつか、まぼろしか?昭和の時代を通り抜け」、虎ビキニのラムちゃんらしきマネキンがお出迎え。
ショーケースの中にマネキンと資料を(雑多に)使って当時の庶民の生活や風俗を下世話で猥雑に表現してる。
恐妻家っぽい家庭。とにかくスペースに対して入れてある物量がハンパ無いので一層密度高くなってます。
上の窓からカメラを突っ込んでメクラ撮りしてみると・・・
うわあああああああああああっぁぁぁぁぁ!!!!
まあそもそも下の窓に首が落ちてて十分怖いんですけどね。
神田川風アパート。オタサーの姫状態。
ももクロのグッズ見つけた。
口上をガリ版刷りするモノノフ。
生誕ライブ用に準備されたサイリウム。
家庭用ゲーム機。こういうとこにあるのがあまり似つかわしくないようですが。
80年代アイドルオタクの部屋。これはどう考えてもモテないですね。
そして3つめのブロックは「悪酔い横町」。これまでに増して意味が分からないもののオンパレード。
あと元植物園だったためなのかビニールハウスでとにかく暑い!大量のペンギンが出迎えてくれるが暑いものは暑い。夏場はどうなるのだろうか。
伝説の拷問具、アイアンメイデン風。
内部は小さめのサムネで。
元々このテーマパークはデータハウス運営、中でもこの「ハッカー寺小屋」はいかにもデータハウスらしい出し物。
オールドMACにゲーム基板で埋め尽くされた壁。2600はフリーキングの合い言葉。
何故か壁付けされたTechnics SL-1200とミキサー。
残念!ペヤング超大盛りはこの時代にはない。
そして今回のメイン「村崎百郎館」。館というほど大層なものではありませんが。
村崎百郎のコレクションより、うかつにも破らずにそのまま捨てられたがために村崎百郎に拾われてしまったプライベート写真の数々。
履歴書、ネガ、ノートetc
散乱する拾われたカセットテープ。どんな声が入っているのだろうか。
ケースに詰め込まれた女性物下着。
ライターとしての村崎百郎の部屋。
そして魔術研究家としての村崎百郎。
村崎百郎像
全部回ったらたっぷり2時間掛かった。まあ写真撮ったりしてたのでサクサク見て回るんならもっと早く回れると思うけど。最後の方は高い室温と意味不明なイメージの洪水に頭がやられてフラフラになった。一応、一般観光客向けにお化け屋敷的なものや秘宝館的なものもあります。デジカメの電池が切れて撮れなかったけど。
ここ「まぼろし博覧会」会場はバスが1時間に1本しかないので、バスで行く場合にはバス停での帰りの時間をチェックしておいた方がいいです。自分はタッチの差でバスを逃したので国道を歩くハメになりましたが、歩道がないため大変危険なのでオススメしません。
15分くらい歩いたら伊豆高原ビール本店があったので休憩がてら美味しい食事。
東京から日帰りでも十分行ける場所ですが、天気良かったしGW過ぎて宿も空いてて安かったのでこの日は伊豆で一泊。温泉に浸かりながら星空を眺めて疲れを癒しました。
宿からは大島が見えます。こんなに近いんだ。