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複数枚買いヲタの時代

http://d.hatena.ne.jp/strange/20080327#p1より
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20370104,00.htm

「昔はCDを買った人がクラスのヒーローだったが、今はどこからかコピーを持ってきた人がヒーローであり、お金を出して購入した人は負け組になっている」

違う違う。コピーを持ってきたのがヒーローなんじゃなくて、(情報を)早く入手できた人がヒーローなんだよ。正規品より遅く入手したコピー品に何の価値があるのか。

実際に高校生に聞いた話として、「着うたなどでも『無料のものを探してもみつからなかったから、仕方なくお金払った』と言う。お金を払った人が負け組だという意識を解決しないと、ユーザーはデジタルコンテンツに対してお金を払わない」として、コピーに課金すること自体、構造的な問題があるとした。

そうかなぁ。俺なんかは学生の頃からCDを買う基準というのが『レンタルされてないもの』だったんだけど。これは負け組意識という話というよりも学生だからって話じゃないかな。これ高校生を例に取り上げてるけど、とりあえず趣味にお金を費やせる社会人を例に挙げる方が適切なんじゃないかな。
前にも書いたけど『今自分が買わないと買えなくなってしまうCD』という価値感。それは時に『今、本当に聞きたいCD』を凌駕する。
http://d.hatena.ne.jp/aniota/20070911/1189443264

メジャーレーベルの音源はよっぽどの事が無ければ買わないけど、それと比較してインディーレーベルの音源はちょっと引っ掛かりがあれば即買い。ちんたら吟味なんてしてられない。そうしないと、まあ市場から無くなりはしないけど、買う機会が無くなっちゃうんだよ。

まあ、単なるマイナー好きの思考ですが。

CDの売り上げが減った理由はいろいろいわれているけども、ミリオンセラーが連発してたころって、音楽をそんなに買わなくていい人が買ってたから売れてたんだと思ってるんだよねえ、おれは。今は本当にほしいひとだけが買ってるような状態。それじゃあよくないんだよねえ。もっと「それほどすごく欲しいわけじゃないけど何となく金払って買って持ってるとかっこいい」とか、そういう形にならないと。そうじゃないとものは大して売れない。

一人で同じCDを何枚も買うヲタの時代が来ましたね!同じCDを10枚買った鋼鉄めたら〜さんより、20枚買った魅羅☆ターボさんの方がエラいんですよ!
ちなみに本当に欲しいから買ってる訳じゃないよ!