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今年の推し動向予想

昨年一年間100以上の現場を経験してきて思ったのは、やっぱ『歌ありきの推し』だなということ。ガッツキだけのイベントは物足りない。ライブがあってのガッツキじゃないと高まらない。やっぱり俺の中のアイドルは歌を歌わなければアイドルじゃないんだよ!ライブ中心のアイドルの中でも色々あって、

  • 自前の曲がないカバー中心のアイドル
    • 言うまでもなくデビュー直後のアイドルやフリーで活動しているアイドルなどが通る道。パピヨンや上田綾奈などカバーとはいえ侮れないステージングをこなすアイドルもいる。
  • 独自の楽曲を持っているアイドル
    • ほとんどのライブ系アイドルはここに属する。
  • プロデューサーの一貫したサウンドコンセプトの元に歌っているアイドル
    • 「可愛い子が歌を歌う」以上の音楽的価値観を付加し、コンセプチュアルでマニアックな楽曲を与えられているアイドル。

など。
昨年のPerfumeで証明されたのは「サウンドコンセプトが明確なアイドルは認められる」ということ。俺はメジャーデビュー前からPerfume中田ヤスタカが付いているんだから売れない訳ないよな、と思っていた。同時期にデビューしたtoutouも路線がブレないいいプロデューサーが付いていたんだけど、結局今の今まで3rdシングルがリリースされることは無かった。CDを定期的にリリース出来るPerfumeが羨ましくてしょうがなかった。豊富な楽曲レパートリー、それは売れるための必要条件。売れるにはどんなにいい曲でもそれ一曲ではしょうがない。そこがアイドルを売り出す難しいところで、大体は楽曲のレパートリーを増やすまでもなく事務所に「売れない」と判断されて空中分解してしまう。
そこでサウンド面から見る今年の推し予定のアイドルを考察してみた。

  • Perfume(SongWrighting:中田ヤスタカ
  • Cutie Pai(SongWrighting:神咲まゆみ)
    • 「ミュージックランデヴー」「cosmic少女」などテクノポップ方面にアピールするキラータイトルあり。ただし従来のお人形路線が一般層に受け入れられるかは今までの同系統アイドルがみなそうだったように難しいだろう。昨年はアイドル系、コミカル路線、渋谷系、Jロック、テクノポップまでなんでも器用にこなして広い振り幅を見せてくれたまゆちゃんだが、今年はベクトルを一点に収束させる年。『eve』で発表された題名未定な新曲の売り出し方次第で今年の方向性が見えてくるか。取り急ぎ777シリーズをまとめた商業プレスなアルバムをリリースし、Amazonで購入出来るという太い販路を作る事、これが命題。
      左がまゆちゃん右マッキー

      左がまゆちゃん右マッキー

      キャンディトレイン

      キャンディトレイン

      自分が見た中でのベストアクト『ポップな憂鬱2@原宿アストロホール』。cosmic少女イントロのドラムの響きようは何度聞いても震える。
  • hy4_4yh(SongWrighting:エザキマサル)
    • 既に100回を越しているハイペースなライブ、ワンマンでレパートリー全30曲披露など出し惜しみない活発な活動が売り。独特のMCにかなり癖があるが、あそこまで突き放してくれると逆に後腐れ無い。ヲタと同じ目線にいないというのもある意味従来のアイドル的。楽曲もマニアックでアイドルとしてはかなり変則的。SPEED路線は現在空位なので狙い目。
      ハイパーヨー盤3~夏の章

      ハイパーヨー盤3~夏の章

      ハイパーヨー盤3 ~冬の章

      ハイパーヨー盤3 ~冬の章

  • d-trance(SongWrighting:でんちゅう)
    • 『トランス』をユニット名にしている段階で時代遅れな感も否めないが、現在の楽曲はJPOP寄りになっており口ずさめる親しみやすさもあるので一般向けにもアピールできる要素がある。ライブ数も多く、ライブはその激しいダンスで汗だくになる体育会系ユニット。強力なヴォーカリストだったRIEKOの脱退が痛い。RIEKOの穴を埋める新メンバーYOSHIMIの成長に掛かっているか?
  • toutou(SongWrighting:青山紳一郎、森山フラミンゴ)

<追記>
特にどのアイドルと言う事はないが、Songwrighterとしての小池雅也の動向は気になる。誰かプロデュースしないかな?

*1:本来の意味なら旗艦はCapsuleだが、今年は『Capsule中田ヤスタカ』ではなく、『Perfume中田ヤスタカ』という認知が進むだろうと予想