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animator interview 沖浦啓之(6)

http://www.ntv.co.jp/ghibli/web-as/01_talk/okiura06.html

沖浦啓之インタビューの最終回。イノセンスの話が中心ですが、DVD発売前だけに見比べながら読むことが出来なくて残念。さすがにもうイノセンスの細かいところまで覚えてないよ(;´Д`)

俺もやっぱり大平君や橋本君を尊敬してるんですよ。自分ではとても出てこないような画が出てくるじゃないですか。その、いいところをなくしちゃうような作監は、やっぱりあってはいけないんじゃないかと思います。(中略)実際には、原画の力があるんですよ。(大平さん達の)原画を机の上に置いちゃうと、いいものを悪くするわけにはいかないプレッシャーといいますか、そういったものを感じて。

最高峰のスタッフによる原画と対峙する作画監督としてのプレッシャーも半端ではないでしょうな。

小黒 実際に人物デッサンとかをした事はあるんですか。
沖浦 実はないんですよね。
(中略)
沖浦 ああ、そうですね。たかしさんは描いてますね。……若い時に、描いておけばよかったなというか(笑)、全部、自分の持ち物が偽物みたいな感じになる事もありますよ。

アニメーターの中でも技術的に頭一つ飛び抜けているスーパーアニメーターと言っても過言ではない沖浦氏だが、高見に立ってしまったが故にその裏付けとなるデッサンを勉強してこなかったというのが“偽物”と感じるところであるのか。それにしてもたかしさんすげぇ。