http://www.udo.jp/Artists/Kraftwerk/
クラフトワーク、炎の8番勝負!赤坂BLITZ8DAYSの初日に行ってまいりました。
まだこれからの公演もあるのでネタバレ注意。
クラフトワークの各アルバム名を冠したこのライブ、初日となるこの日はクラフトワーク4枚目のアルバム「アウトバーン」。(※3枚目以前のCDは公式には出ていない)
Bブロック二桁で入場できたので右側2列目を確保できた。ステージはかなり近い。NO NUKE2012でクラフトワークを見た時も2列目だったけども、BLITZの方が断然近い。待ち時間の間、特にBGMが流れる訳でもなく1時間ほど無音の状態で待たされ、予定時間を5分ほどオーバーして開演。
緞帳がストンと落ちるとそこにクラフトワークの面々が!わー思ってたよりも全然近い!表情も全然見える!わずか5mくらい前にクラフトワークがいるよ!
恒例のイグニッションスタートで開幕は「アウトバーン」。目に入るは飛び出すフォルクスワーゲン!飛び出すメルセデス!どよめく観客!アウトバーンというとすっかり水色のジャケットが定着してますが、俺が初めて買ったのはこっちの旧ジャケットの方なんですよ。
この旧ジャケットの絵がCGで動いてるのでまず感動。アウトバーンのPVっていうとRoger Mainwoodのアニメ版の方が変に有名なので。
アウトバーンと言えばLPではレコード盤の片面全部使う22分の超大作な訳なんだけど、手元の時計では約15分だったのでライブ用のショートバージョン。ちなみに、初めてアウトバーン聞いたのは小6の時で、友達からラジオ番組でエアチェックしたのを聞かせてもらったんだけど、30分番組でフル版アウトバーン1曲丸々流した謎のラジオ番組だったのをよく覚えている。
アルバムセットリストが終わった後は定番曲が惜しみなく投入される。アウトバーンしかやらないのかと思ってたよ(45分で終わっちゃう)。コンピューターラブ、ネオンライト、ナンバーズ、マンマシーン・・・。たまらない。
3D効果高かったのは「アウトバーン」、「TEE」、「Spacelab」辺りかな。「Spacelab」は映像に「Spacelab」の楽譜をまんま使ってるのでキャプチャすれば譜面コピーの出来上がり。まあ単純なので十分耳コピできると思うけど。「Spacelab」の宇宙船?の計器がオープンリールにVUメーターなのがモンド。
モデルとかツールドフランスなんかは白黒の実写映像が混じってるんだけど、徹底して3D化(しようと)してたね。裸眼で見ると3D処理の影響で映像ブレブレなので3Dメガネ経由で見た方が楽かな。
そうそう、2000年も10年以上過ぎればマクロスプラスみたいなホログラム3Dライブが実現するかと期待していたのに、あんな錯覚を利用したキャプテンEO時代からの遺物を3Dとか言って有り難がってるのはおかしい!ってのが俺の3Dに対する基本スタンスなんだけど、正直3D舐めてた。3Dはこういう劇場とかコンサートホールなどの大会場でこそ映えるものなんだ。ぶっちゃけアーティストが演奏してる後ろで3D化されたPVが流れてるだけなんだけど、3Dというだけで見慣れたPVがこんなにも新鮮に感じてしまう。
レディオアクティビティ日本語版、俺あの「ニホンデモ ホウシャノウ イマスグ ヤメロ」がダサ過ぎて死ぬほど嫌いなんだけど(ヒロシマがあるんだからフクシマはOK)。会場では外タレの日本語歌詞の曲って盛り上がるしこの日もひときわ盛り上がってたけど、明日の「放射能/Radio-Activity」、チケット売れ残ってるのは一般的にそういう評価って事でいいのかな・・・。
最後はMusic Non Stopで〆。一人ずつ卓でパフォーマンスを見せながらステージから去っていく。無愛想なドイツ人がニコリと笑うこのエンディング、こんなにライブが終わるのを惜しんだのは何年ぶりのことか。翌日以降もあるためか(歳のためか)アンコールは無し。
今回のツアーはアウトバーンとコンピューターワールドの2日チケット押さえてたけど、あまりに面白かったので(とはいえ同じの繰り返し見ても飽きが来るとは思うけど)、その場で最終日のツールドフランスのチケットを追加購入した!3回のライブで3万飛んだ!
【おまけ】Kraftwerkもトラブルんだよ!