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「Real Connect Wired Vision」無事終了!

http://rcwv.blogspot.com/
映像ネタ的なことはhttp://aniota.jp/mt/archives/200906/28-1932.phpへ。exの方ではVJのハード面について書いていきたい。

まずVJをするに当たって必要な物。10年前にはビデオテープメインでやっていたのでかなり荷物が大がかりでした。

  • ビデオデッキA
  • ビデオデッキB
  • AVセレクタ
  • モニター(秋月電子にて小さい液晶キットを購入、組み立ててCRT型フロッピーDISCケース(知ってる人いるかな?)に内蔵、当時は最終的にこれを3台作成してトーテムポールのように繋げてた。)
  • PowerBookG3+motion dive(ツレの借り物)
  • Rolland V-5(ツレの借り物)

当時は車があったのでこれだけのシステムでも楽勝で持ち込めました。


それが今回ではこう。

一人でVJするだけならPCとダウンスキャンコンバータだけでいいです。今回ぱんや(id:c-f-m)さんと共同でVJするので切替用にセレクター持っていきました。チームでやるんならV-4なり必要になってくる場面もあるのでしょうが、そういう作り方してないからねぇ。iPhoneはもし現場で突然PCがフリーズしてしまった時の予備映像用です。再起動するまでの間持たせてくれればいいのでビデオ出力があればDVDプレーヤーでもPSPでも何でもいいんですが手元にあった一番コンパクトなのがiPhoneだったというだけです。全て引っくるめてエコトートバック1つで持って来れました。

昨年秋にDJやった時に「出来るだけ金を掛けないでDJ」をコンセプトにEee PC 901-Xを買って臨んだんだけど、このPCの利点として

  • 小さい
  • そこそこ軽い(でも大きさの割りにはそこまで軽くない)
  • 外部出力可能
  • HDDよりも高速なSSDなので万が一の再起動時に1分以内で現状復帰可能
  • USB3系統(マウス、ダウンスキャンコンバータiPhoneの電源供給用)

ダウンスキャンコンバータiPhoneもUSB経由で電源供給可能なのでUSBの口が3つもあればマルチタップすら不要という素晴らしさ。

VJに使ったソフトはフリーウェアのOpenTZT。
http://opentzt.sourceforge.net/
左にモニターウインドウ、右に素材とエフェクト類、スイッチャーなどが配置されている。右側がqwerty配列なのに気が付いてもらえただろうか? そう、このソフトはキーにそれぞれの素材を割り振れるのだ。1画面に18キー、それぞれFキーを押す事で新しい画面になるのでF1〜9までとそれが3bank分で486個まで素材が登録可能。
今回映像は320x240メインで一部ループ用に640x480で用意していたんだけど、VJなんて解像度必要ない*1ので320x240で十分なんですよね。結構ラフに速度を可変させたり逆再生させたり多段エフェクト組ませたりしたけどへっちゃらだった。さすがに途中熱でハードがだれてきたけど、id:tomadのDJの最後の最後でプリセットしたデータが吹っ飛んだ以外は何ともなかった。Eee PCだとキーが不足して一部Fnキーも使わないとならなかったが、まー総体的にEee PC使えすぎる!まだイーモバの契約1年残ってるけど、DJにも使えてVJにも使えてこれは完全に元取っただろ!
ニコニコ動画でTransZendenTを使って使い方を説明している人がいて、これが凄い参考になった。ありがとう!



昔ツレと一緒にVJやってた時はPowerBookG3+motion dive 2を使っていたので、ソフト検討の段階で最新のWindows体験版を落として試用してみたのだが・・・正直10年前のレベルと変わってないので逆に驚いた。あの汚い合成は相変わらずだった。

そういえば渋谷でアニソンイベのVJやってるって人が遊びに来てて、このカットはなんですかって、客がDJにこれ誰の曲ですかって聞くような聞き方をされて面白かった。九字切ってるのはNARUTOで、鹿が爆発するのはまんが水戸黄門だよ!

今回予定していたプロジェクターのスクリーンが無かったため店内の大型液晶テレビでプレイしましたが、人が多すぎてスクリーンに満足に投影出来たか分からなかったし、何と言ってもVJブースがプロジェクターの排気熱で熱い!結果的に良かったんじゃないですかね。

*1:輝度さえ出てればOK