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ネット幸福論第9回「近代が生み出した幻想である個性を捨ててインターネットで朽ち果てろ」

http://special.yomone.jp/?p=19

もうひとつ昔のサイト運営で重要だった点は、前述したようにローカル・ディスクでいったんファイルを作成して、それをFTPでサーバにアップロードしていたことだろう。ブラウザから入力して更新する現在のブログ・ツールでは、ローカル・ディスクには最初から何もデータが残らない。何かの原因でサーバがクラッシュしたらそれで終わりだ。もちろんそうした事態はめったにないのだが、そういう点に漠然とした不安を抱えてしまうのは僕が老いたインターネット利用者だからだろう。それでも結局、便利なのでMovable Typeというブログ・ツールを使ってしまっているのだが。人間はかくも利便性の誘惑に弱い。

FTPで差分をバックアップしようと思っていてもうっかり忘れがち。
HTMLエディターを使ってローカルで作業することでいいのは過去ログを自分で作成することで、ああ先月はこんな事あったな、こないだのこの事件結局どうなったんだっけ?と思い返す機会が増えるのでそういう点は凄く良かった。まあMTでも過去ログ見返せばいいだけの話なんだけど今はほとんど見返さない。見ても検索フォーム経由か。
そう考えるとMTの様に勝手に過去ログ生成されると過去ログに対する愛情?みたいなものが薄く、データが飛んでも昔ほど悲しくないのかも知れない。

そういう時代は、サイトのURLが長くなりがちで、だからこそ無料URL転送サービスも多く利用された。すでにサービスを停止したと思われるNetforward、現在もサービスを提供しているV3、V3に吸収されたEasy.to/REMEMBER/などがあった。

そういや俺もaniota.hey.toなんて取ってたなぁ。パス忘れちゃって切り替えできなかったりしたがいつの間にかサービス終わってた。

振り返ってみると、僕がoutdex.netという独自ドメインを取得したのは1999年8月3日。以前より独自ドメインの価格が手頃になってきて、しかもoutdex.comやoutdex.orgといったドメインが外国人に取得されているのを知って焦ったのがきっかけだった。

aniota.comを解放せよ!って別にドメイン取る気はさらさら無かったんだけど、俺の場合はxreaドメインGoogle八分にあってたから取った。
http://aniota.jp/mt/archives/200506/23-1327.php

そしてよく覚えているのは、友人から一言「わざわざ独自ドメインを取るなよ」と笑われたことだった。

独自ドメイン取るにしても「自分の名前+com」みたいのはすっげ恥ずかしくて、こんなの取るくらいなら舌噛んですぺぺーと最新ギャグを口走りながら死んだ方がまだマシだと思っていたが、実際取ってみてたら自分も似たパターンに陥ってたヽ(´ー`)ノ笑った