http://sound.jp/dempa_song/
Hang Reviewers High / Poppins「恋のJET SHOOTER」より
いずれにせよ、制作者が至って真面目な気持ちを込めて作った曲が目論見通りに運ばず上のような特徴を備えてしまえば、そこに「電波」、すなわち狂気を感じることはできるのだろう。しかし例えば、アダルトゲームの開発者が他人を笑わせるためにこれらの馬鹿馬鹿しい要素をしたり顔で盛り込んだ電波ソングを作ろうとしたら、それも電波ソングと呼んで差し支えないのだろうか。つまり、電波ソングと呼ばれる一連の楽曲があることを理解した上で、あえてその特徴を盛り込んだ楽曲を作れば、それは電波ソングと呼んでいいのか。
世間一般には電波ソングという名前では流通していなかったが電波を発している歌と言われるものは昔からあった。メジャーどころでは川内康範作詞の「死ね死ね団のテーマ」とか。えーあとは藤波辰巳の「マッチョドラゴン」とか、常田富士男の「私のビートルズ」とかか。で、この辺と近年の狙って作られてる「電波ソング」がごっちゃにされているのが非常にむずむずする。
どこがガイドラインなのか分からないけど、スレッドに投稿されたものをただ列記しただけにしか見えないなぁ。コンピューターおばあちゃんまで入っちゃってるし。
【俺的オススメ】「えっ!!」 あの人がこんな歌を
http://music.yahoo.co.jp/shop/c/10/toct5743
林家三平の「バチ・バチ・サイケデリックソングNo.1」なんてタイトルだけでご飯3杯はいける。
萌えソング - Wikipediaより
妄想癖のある人など、精神を患っている異常者等を俗に電波系と呼ぶことに由来する。主にパソコンのアダルトゲームやアニメなどサブカルチャーの文脈で使われる用語である。コミックソングの一種と分類されることもあるが、真正面からの笑いではなく明後日の方向の笑いや引き笑いに属するものも多く、まったく笑いから外れた感性を持つものもある。一般に中毒性が強いものが多い。
この説明だと電波系の意味から「電波ソング」と名付けられた過程がイマイチ掴めないなぁ。でも笑いの質が変わったというだけでまだまだコミックソングの範疇だと思う。頭がむずむずするそういう曲をカテゴライズしたいのは分かるけど。
ザックリ言うと、耳にする事で脳内がそれのみで充満されてしまうような中毒性の高い「洗脳されそうな曲」という定義になるだろうか。奇異なタームを多用ししつこくループするスタイルは脳の裏側にインプリントするのには打って付けだ。「中毒性が強いものが多い」というか、そもそもそれを差すんじゃないのかな。そう考えるとちょっと「電波」という意味に近づいて来る。