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「お、その曲いい曲だな。ちょっとピーコしてくれよ。」

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0606/12/news005_3.html
Waste Of Pops 80s-90s|カバー曲・消えたバンド・ニュースより

昔はカセットでコピーして友達同士でやりとりしていたし、オンエアされたものをエアチェックしてコピーしていたわけですよね。それがデジタルコンテンツになったところで、何を騒ぐんだということですよ。

この手のネタには平沢進は適役だが、かなり極端な例でもある(笑)

構造の話に限ると、 やっぱこれって「アーティスト側」としての論なんだなあ、とも思うわけです。

客の立場から物言うと、たしかに昔から客舐められてるなぁとは思ってましたね。だからMDでデジタルコピーが出来ない(1世代まで出来るんだっけ?)のが分かった段階で、俺はカセットテープからMDに移行するのを諦めCD-Rの時代まで待つことにした。
CD-Rドライブが10万円切った段階で即購入、Mr.PBXの「ああ?ハカーはs0Nyだろ?」みたいな妄言を鵜呑みにしてsonyを買ってしまったのがちょっと失敗だったが、まあ完全に元は取ったね。この頃のレンタルCD屋はまだ補償金取ってなかった頃だろうからアーティストには申し訳ないが、これがCD-Rの時代まで待たされた俺のささやかな抵抗だ。借りは返してもらった。

不思議に思うのは、客を泥棒扱いして、オマエが泥棒ではないということを証明するために補償金を払えと、言ってるわけですよね。これ自体私には理解できません。

なのでこれはある意味正しい(笑)俺はドロボウだ!
これはレコード会社の話だけども悪評高いCCCDが採用されるようになっても(心の中では納得してはなかったが)CCCDでも普通に買ってた。それは単純な話で、CCCDしか出てないならCCCDを買うしかないじゃない、それしか聞く方法がないのであれば。俺はその音楽が聴きたいのであって、そのためにCCCDだから買わないというのは俺の中で我慢ならなかった。
そんな俺の中での「買う基準」。それは「俺が買わなければ入手出来ない」もの。これが一番大きい。TSUTAYAとかGEOに置いてあるなら借りるかも知れないけど俺が欲しいようなのはまず無いしなぁ(;´Д`)あとは知り合い経由からのネットでダータでデータでピーコ。でも俺は基本的にCD-DA至上主義者なのでデータで持っていてもCDで買い直すことは多い。やっぱジャケとかライナーとか欲しいし見たいし読みたいし。インディーズとか廉価盤でジャケットがペラ1枚とかだとガッカリする。

2005年3月、あのYMOが乱発する過去音源の発売に対して、ファンに謝罪するという事件が起こった。これなどは、アルバムをリリースする権利、逆にリリースしない権利を、ミュージシャン本人が自由にできないという、もっとも有名な例であろう。

世の中には過去音源の再発を買わされるどころか、ジャケが違うだけの4種類のCDを1セットとして、アーティストとのポラを目当てに何セットも買い続けなければいけない業を背負った者もいるんですよ!
まあ、欲しいと思う人は買うし、うぜえと思う人は買わないし。アーティスト側の事情は知ってて損はないけども、そういう面を見せられるのはあんま気分いいものでもないよな。