ex

メイド

帰省から帰ってきた四日市ケーブル氏とアキバを散策、街角ではどこもかしこも当たり障りのないメイドが客引きしていてる中、一際目を惹くメガネメイド*1を発見。軽く接触を試みると、例の「メイドのメガネ屋」の客引きメガメイドだった。
http://blog.livedoor.jp/moe_megane/
オプチカル!密着マルチ!店舗がすぐそこだと言うので見に行ってみると、うわこの場所、旧げっちゅ屋だな(;´Д`)どうも元来あそこは入りづらいんだよな

なんかいきなり西日まぶしそうだし。
メガメイドの所まで戻って密着マルチ写真を撮らせてもらおうと交渉するも、メガネを購入した人しか撮影はできないという。おいおい、ずいぶん高い撮影費だな(;´Д`)
中途半端に高められた我々はどうしてもメイド喫茶で休憩したくなり入りやすい所を探したのだが、さすがGW真っ直中ということもありどんな場末のメイド喫茶も満員で、最低でも20分待ちだった。道ばたで客引きをしていたあるメイド喫茶のメイドが、「ちょっとアキバから離れるけど上野にある本店はここよりも空いていてまったり出来る」と言う。おお、そこだ。ちょっと隠れ家的でいいじゃないか。我々はその本店に足をのばすことにした。
10分後、ポン引きにメイドに教えられたとおりの場所に到着。飲み屋が建ち並ぶ一角の古いビルの2階にその店はあった。建物前には既に何人かの『待ち』の客がいた。
なんだよ、混んでるじゃねぇか。待ち無しって言ってなかったか?と四日市氏と憤慨。とにかくここまで来たからには店の様子を見なきゃ始まらないとのことで2階に上がって見ることにした。
階段は狭く床はめくれており、鉄の部分はサビだらけで壁の至る所にチラシを剥がした後がある。正直小汚い。メイド喫茶の存在を示す可愛らしい絵柄の手書きのメニューボードが対照的だ。本当にこんな所にメイド喫茶はあるのだろうか。踊り場を抜けると雀荘の看板が目に入ってきた。明らかに女子供がセットで打ちに来るような小ぎれいな雀荘ではない。昼間っから不忍池公園でカップ酒飲んで酩酊しているようなやさぐれた上野のそれである。
雀荘の向かいにそのメイド喫茶はあった。
中を覗くと、カウンターのみの店内に客が6、7人でカウンターの中にいるメイドとゲームをしているようだ。
四日市と顔を見合わせる。「どう見てもここは元一杯飲み屋だな。」「ああ。」「あのメイド、まったり出来るって言ってなかったか。」「ああ。」「隠れ家的って言ってたろ。」「それはお前だ。」
会話はそこで途切れ、気が付くと二人ともアキバの方向に向かって歩き出していた。お互い会話は無かったが同じ事を思っていた。
「俺たちが探していたのはこんなメイド喫茶じゃなかった。」
大事なピースが欠けていた。

*1:メガメイド