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アイドルミュージックスクール レポート

http://jvm.seesaa.net/article/110372308.html
報告が遅れましたが、主催の岡島紳士さんによる「アイドルミュージックスクール」レポート。

ところでHardcoreTechnorchさんのこの記事ですが、もう少し早く読めていればDJで悩む事もなかったかなと。これからDJを始めようとする人には非常に分かりやすいいい記事です。
http://www.technorch.com/2008/11/131---dj.html
http://www.technorch.com/2008/11/132---dj.html

ここではまずDJはDJブースで何をしているのかを考えます。「DJプレイはどうやってするのか?」ではありません、「DJは何をしているのか?」です。まず結論として一般的なDJは「左のプレイヤーで曲が鳴っている最中、ヘッドフォンで右のプレイヤーで鳴っている曲を聴き、テンポを合わせて、真ん中のミキサーで両方を混ぜて繋げる。」という作業をしています。一曲変わったら右と左がバトンタッチで交代します。今、もの凄い適当に言いましたが本当にこの一言に尽きます。

DJを見ていていつも不思議に思うのはこれ。曲と曲の繋ぎ以外の時間は何してるんだろうといつも疑問に思ってました。

 4:殆どのDJ的な作業が自動で出来るのでプレイ中かなり暇です

やっぱそうなんだ(;´Д`)俺も曲繋いで次の曲の準備したら何もすることが無くなって適当にツマミをつまんでいたよ。たまに意味ありげに首を傾げながら。岡島さんなんかDJじゃなくてLiveなのにずっとツマミを弄っていたよ。

メディアとは当然、音楽メディアのことです。簡単に言うとあなたが楽曲を最もよく聴く方法はレコードなのか?CDなのか?MP3なのか?ということです。これは何故なら、ターンテーブルさばきに憧れてはいるものの実は持っている音楽作品はCDが殆ど、という場合は折角の投資が無駄になってしまうからです。

色々な考え方があると思いますが、私は即戦力のメディア数をDJスタイルに反映させるのが一番自然ではないかと思います。しかしこの場合、初めからノンストップ・メドレー形式で収録されているCD(いわゆるMIX CD)は除きます。予めノンストップ形式で収録されているCDをDJに使うのは最初は難しいからです。でもそんなこと言っても多分ある程度DJになれたら普通に出来てしまうのでしょうね。

CDもそれなりに所持してますが、やはりお手軽なMP3資産を活かしたいと思いました。一々CD-Rに焼くのも面倒くさいですし。

DJなんてやった事無い俺がまず始めた事は機材購入です。とにかく機材が無いんじゃ練習も出来ません。現役DJに相談したところ、PCDJを勧められました。まずノートPCとオーディオインターフェースを揃えろと。そしてオーディオインターフェースって何?という疑問に直面しました。PC標準の音源だとモニターとマスターの2系統出力出来ないってのがオーディオインターフェースが必要な理由なんですが、Traktorでは画面で波形確認出来るので基本丸掛けのアイドルポップスDJだったら繋ぐだけならオーディオインターフェースなんて必要ないんじゃ?と思ってました。実際にはOS標準の音源では低音質過ぎてクラブで流すレベルにないという問題*1もあるのですが。なんとなくタンテやCDJやミキサーが店に置いてあるようにオーディオインターフェースも店側で用意してあるものと思ってました。実際にはPCDJがPCと共に持ち込むものなんですね。
自分のセットは「E-3 PCDJセット 梅」ですね。「出来るだけ金を掛けないでDJ」というのがコンセプトでしたが、実際にはEeePCも買ってるのでそれなりにお金は掛かってます。

切り詰めるところまで切り詰めたデジタルDJセット、
DJソフトウェアを購入していないように見えて実は
Audio Konrtrol1にNI Traktor LEが内蔵されているというマジック

プレイの録音等は出来ませんが、一応DJは普通に出来ます。
後からProバージョンに有償アップグレードが出来るのでとりあえずものは試しです

EeePCはCドライブ用SSDが4GBしか割り振られてないので、LEよりも容量食いそうなProバージョンにアップグレードするのは見送り。

Traktor 3 LEとは:Traktor Pro仕様の廉価版。最大デッキ数2つであり、ミックスファイルの作成やプレイのリアルタイム録音が出来ません。従って録音するのではなく純粋DJプレイだけが目的の場合はお役立ち、DJプレイを録音にして人に聴かせたいタイプの自宅DJにはちょっと厳しいかもしれません。

一度アナログに落ちてしまいますが、外部入力出来るMP3プレーヤーなどを持っていればスピーカー出力から録音すればいいかな。OS上で録音する方法があるのかも知れませんが調べてません。LEからPROへのアップグレードには12,800円掛かるのでその差額分の価値があると思えばアップグレードしてもいいかも。エフェクトも増えてるし。以下は前バージョンのTraktor3と3LEとの比較表。結構機能差はあります。
http://www.dirigent.jp/products/ni/dj_line/traktor3le/compa.html


そもそもなんでPCDJにしようと思ったかというと、素人がいきなりCDJx2+ミキサーなんて10万オーバーの買い物出来ないって事。でも何かしら機材が無ければ練習すら出来ないので何もない状態でDJを始めようとするならPCDJを選択するのは必然とも言えます。DJの価格破壊やー。
PCDJで怖いのはフリーズ。ほぼデフォルト状態で余計な物入れてないのでそれほど頻繁に起こる訳ではありませんが、練習中に1度だけフリーズしました。まあ仮に本番でフリーズしても強制終了から約40秒で高速起動出来るEeePCなので万が一にもあまり心配してませんでしたが。


本番では店側のCDJ100Sx2+DJM-600のセットにPCDJの出力を1ch割り込ませてもらいました。DJやってる途中で気が付いたんですが、ミキサーが下流にぶら下がってるんだからPC側では繋ぐ事に注力してEQはミキサーで掛ければ良かった・・・。こういうのも誰が教えてくれるものでも無いんですよね。経験して分かる事。
PCDJの弱点はマウスオペレーションであるということ。TraktorのUIは決して悪くは無いんですが、フェーダーはキーボード操作で出来るものの、マウスオペレーションであるということは同時に2つ以上のツマミが操作出来ないんです。マルチタスクなことをやらせようとするとハードウェアであるVestax VCI-100が欲しくなる。

VESTAX DJ MIDI CONTROLLER VCI-100

VESTAX DJ MIDI CONTROLLER VCI-100

[rakuten:yasuneya:10048261:detail]
買えなくもなかったけどコンセプト的に見送り。

ところでコンパクトなDJシステムを構築したのは持ち運びしやすいからと言う目論見もあったんですが、CDJ使いはCD-Rの詰まったファイルとヘッドフォンしか持ってきてないので全然重くなりえない事に気づきました。EeePC、大きさの割りにはあんまり軽くありません(約1.1kg)。あとKONTROL1はもっとコンパクトに出来るはず。IFとしての機能だけに絞って廉価版で19800円とかのオーディオインターフェースが出ればもっともっと普及すると思うんですが。ヘッドフォンは自宅のMDR-Z900HDはまだエージング中なのと傷つくとイヤなので持っていきませんでした(;´Д`)代わりにテクニカの安いATH-SJ3買っていきました。ATH-SJ5だったらPerfumeのっちモデルだったんですが白が無かったんで。

SONY ヘッドホン MDR-Z900HD

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audio-technica ポータブルヘッドホン ATH-SJ3 WH

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http://aniota.s54.xrea.com/temp/idol.html
緊張でガチガチで潔いほど繋げてませんが当日の音源です。50分という枠の中に出来るだけ曲数入れたかったということもあって全体にBPM速めになってますが、単純に高速音楽が好きなんですよ。

*1:OS標準の16bit/44100Hzに対して外付けAudioIFでは24bit/192000Hzまで対応