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アップル、文化庁を激しく非難

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20350151,00.htm
Waste Of Pops 80s-90s|カバー曲・消えたバンド・ニュースより

さらにアップルは文化庁の行政運営が「著作権者団体の意見のみを汲み取り、消費者、機器メーカーの立場は無視し続けている」と激しく非難。「アップルを私的録音録画小委員会から閉め出し、欠席裁判で物事も決める閉鎖的な体質を持つ文化庁の典型的な隠蔽体質を良く表している。(中略)はなから『結論ありき』の審議会運営をする著作権事務局には真摯な姿勢は微塵も感じられず、もはや公平公正な著作権行政を運営する適切な省庁とは言い難く、速やかに著作権行政を他の省庁に移管することを強く望む」(アップル)と訴えている。

すげぇ怒りようだ。いや、当然怒るべきだ。

現在対象となっているのは、デジタルオーディオテープレコーダー(DAT)、デジタルコンパクトカセット(DCC)、ミニディスク(MD)、オーディオ用CD-R、・オーディオ用CD-RWの5つだ。

補償金がメディアでなくハードに上乗せされてるってのは当時は意識してなかった。よくよく思い返せば俺がカセットからMDに移行しなかったのはデジタルで孫コピーさせないってのが気に入らなかったからだった。なのでMDを無視し続けカセット時代をギリギリまで引っ張って満を持してCD-Rに移行した。もちろんTSUTAYAなどで売ってる上乗せCD-Rは使わなかったが。
CCCD時代も別に不買することもなく普通に買ってた。山があるから登る、ではないがコピーガードがあれば外すものだと思ってたし*1。基本CD買いの人なのでCCCDだからと言って買わないってのだとその音源が手に入らなくなってからでは遅いので。そもそも俺が買うのってCDレンタル屋で扱わないようなのばっかしだし。
と、なんとなくそういう著作権団体の思惑から外れた道を通っていたので今まで、そして多分これからも俺にとっては対岸の火事なんだろうな。ipodユーザーですらないし。でもMP3プレーヤーは使っているので業界最大手のアップルには頑張って欲しい。

その根拠は5つ。まず、1つの家庭で同じCDなどの著作物を2枚、3枚と買う可能性は極めて低い。これはそもそも音楽レーベルも理解していることで、そこには「黙示の承認がある」という。承認しているのであれば、CDの販売料金に加えてさらに料金を徴収するのは二重課金にあたるというのだ。

1つめの理由はアップルの論拠で今の日本に当てはめるのはちょっとキツい。
ジャニ系、アニメ系をはじめ、1人3枚買い4枚買いが当たり前の現代日本ですので、
「可能性は極めて低い」と言うにはちょっと詰めが甘すぎです。

つうか、秋葉原の一部地域では、買った枚数によって歌い手さんに接する時間や
濃度その他もろもろが変わる、キャバクラ的資本主義が蔓延してることまでは、
アップルもキャッチアップできなかったのだろうか。

ただ、複数枚買う方が果たして「著作物を買う」という
意識のうえでそうしてるかどうかは甚だあやしいですが。

俺の自説であるところの物販=キャバクラ説が!金を落としただけ相手してもらえると思っていたあの頃!
まあこうなるとCDもグッズ扱いですよね。同じCD何枚買っても聞くのは最初の1枚だし。でもうちには某アイドルのCDが2種類併せて30枚近くあるけど、完全な未開封ってのは少なくて、大体は開封してサインとか名前とかメッセージ付きで中古で売れないようになってる(笑)まあ別に事務所側もそれを狙ってるわけではないでしょうけども。ちなみにCDじゃなくてTシャツは下手すると10年分はあるので今後10年はTシャツに困りません!
で、あとこの辺の複数枚買いアイドル文化圏にはCDの譲渡が蔓延っていたりする。AというアイドルのこのCDはAヲタのあいつがいっぱい持ってるからもらえるんじゃん?みたいな。インストアイベントの握手会とかだと一人で何周もしたり、物販買い占めたりする猛者揃いですからね。誰よりも握手券持っていること、それがヲタのステータス。あいつら頭おかしい。
まあ複数枚買う裏側でこういうこともあるみたいだから市場としてはトントンなんじゃないですかね。

*1:だったらMDのデジタルコピー制限も外せると言われそうだが。まあカセットが消えたようにMDも消えると思っていたので