本当は今年の初めに振り返るつもりだったんだが、今さらではあるが2015年の代表的な2大「ヲタに負担をかけたクソイベント」を振り返ってみる。
すきドルPROJECT
カラオケ
まねきねこ・ワンカラに置いてあるカラオケ機器「すきっと」。モニターに映し出される音階に合わせて歌い、点数を競うことが出来る。
カラオケを歌ってそれがアイドルのためになるならいいじゃないかと思われるかもしれないけど、ヲタみんなでワイワイカラオケOFFを楽しむような生ぬるい感覚じゃポイントが稼げない。 効率よくポイントを稼ぐのに大事なことは以下の3点。
- (自分が)高得点を出せる1曲を
- 一人で
- ひたすら歌い続ける
これだけ。本来楽しいはずのカラオケがただただ苦行でしかない。これは遊びではなく、ただの作業である。これを読んでる一般人のみなさんはカラオケを歌いながら意識を失ったことありますか?
俺はあります!何回も!!
意識を失い、マイクに頭をぶつけたり、マイクを落とすこと多数。最終的には「あーあーーあーーああー」とただただ音階をなぞるだけのマシーンになる。このイベントのために
まねきねこに通っていた当時は行くのが本当に憂鬱で「今日は
まねきねこに行かなきゃ・・・」と思うと途端に胃が痛くなり、吐き気がし、足取りも重くなった。とにかく、心底カラオケが嫌いになれること、間違いなし。もう嫌だ、行きたくない。
愛踊祭2015
愛踊祭とは「国民的アニメソングを各地の
ローカルアイドルで歌ってNo.1を決めよう」という、分かりやすいようで分かりづらいイベント。
ヒャダインが編曲した国民的アニメソング「
魔法使いサリー」と「
一休さん」を題材に如何にオリジナリティ溢れるステージングを披露できるか、というのが一応主旨。
投票システムは「出れんの!?
サマソニ!?」と同様、
SNSアカウントから投票するシステム。しかし、出れサマと違うのは出れサマが1日1回の投票システムなのに対し、愛踊祭は1時間1回の投票システムとなっていること。そう、投票で上位を狙うには寝てはいられないのだ。もしくは睡眠時間を極力削らなければならない。俺らは実験動物かなんかか?クソ過ぎる。
とにかく最初からWEBサイト周りの不手際が目立ち、まず投票システムの負荷でサイトが沈んだ。 知りたい情報はサイトに一切書かれておらず、正直上の方の数人で大まかな企画を立てただけで、後は現場にぶん投げてる感アリアリだった。
そしてもっとも問題なのは各地方ごとに予選が行われて上位6位までが決勝に進めるんだけども、その地域差が酷かった。
- 北海道:14組
- 東北:9組
- 北陸甲信越:9組
- 南関東:65組
- 北関東:15組
- 東海:21組
- 関西:19組
- 中国・四国:11組
- 九州・沖縄:11組
南関東ブロックがぶっちぎりの超激戦区。とても公平とは思えないけど結局何の救済処置もなかった。
結局WEB投票の結果は参考程度、審査員票の方が明らかに力を持っていたため、終わって結構脱力した。1時間ごとに目覚ましで起きて投票していたあの苦労はなんだったんだ・・・。
そしてエリア決勝。北陸甲
信越エリアのエリア決勝会場は何故か石川県、いやぁせめて新潟でやってよ・・・石川県、山梨からでも相当遠いよ・・・。しかも朝9時に観覧整理券を配布するというので、逆算してみるも始発の新幹線でも最速で10時着しかなく、前乗りするにも仕事終わりでは当日中に現地に着ける交通機関がない。結局、有志でレンタカーを借りて、昼14時からのイベントの整理券を朝9時に受け取るために当日の深夜1時に東京を出発。当然寝てねーよ。
結局、現地に朝6時半到着。休憩しながら東京から約5時間半の行程。会場である「イオンモールかほく」入り口には既に60~70人ほどの列が形成されていた。まあ、ほとんどが同時開催のでんぱ組握手会待ちなんだろうけど・・・。列に並んで整理券配布時間の9時を待つ。しかし、
他の会場では朝9時から整理券配布とのことだったのでそれに合わせて東京から来たのに、イオンモールかほくの開店時間が10時なので整理券配布も10時からとのこと。ちなみにそのことは公式サイトには一切書いてありません*1!現地に来て初めて聞きました!*2
9時を過ぎると更に人が増え500人以上の大行列に。朝9時になって食品売り場が開いたのでイートインで軽く朝食をとることにした。席に着いてさあ食べるかという時に、「今から愛踊祭観覧希望者とでんぱ組握手会の列を分けるらしいから今すぐ戻ってこい!」とDMが入ってきた。
急いで飯をかきこんで列まで戻ると、愛踊祭観覧希望者の列、たった7人!あとの500人以上、全員でんぱ組握手会の客!客!客!
まあね・・・分かっていたけどこのクソイベント、でんぱ組の協力が無かったら全く成り立ってない・・・いなかったら相当お寒いことになっていたよ・・・ありがとう、でんぱ組inc.・・・。
ただ、このイベント、企画してる人間は頭が足りなさすぎだったが、現場のスタッフはすごい頑張ってた。イベント自体は素晴らしくスムーズに進行し、審査員も真摯に審査してくれた。こんなどうしようもない企画でも現場が百戦錬磨だとちゃんとイベントとして成り立つんだなぁと感心した。
とまぁ、昨年の2大ヲタに負担をかけるイベントを振り返ってみたんだが、実はまた今年もこのイベントが始まってしまったんだよ・・・。ああ、嫌だ嫌だ・・・。